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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

優れた発言力と存在感…藤川球児は阪神OB界の大物ルーキー

公開日: 更新日:

 引退後の藤川球児が大人気だ。テレビやラジオなどさまざまなマスメディアでのプロ野球解説の他、YouTubeでの活動も話題を呼んでおり最近は彼がなんらかのメディアで発言した内容がネットニュースになるということも増えてきた。

 解説者としてNHK、スポーツ報知と契約を結んだ一方で、阪神タイガースの「SpecialAssistant(SA)」という限りなく自由な立場のサポート職であり、エイベックス・マネジメントに所属するタレントである。現役時代の人気と実績は昨季限りで引退した選手の中でも屈指の存在だけに、引退ホヤホヤの今は各所から引っ張りだこになって当然だ。いわゆる引退バブルの真っただ中である。

 しかも、藤川球児には優れた発言力と存在感がある。発言内容自体は特別に理論的であるとか、ユニークな着眼点があるとか、しゃべりがうまいとか、そういうわけではないと思うのだが、彼の発言はいつも堂々としていて、語り口も落ち着いていて、その持論に迷いのない信念みたいなものが感じられる。だから、たとえ平凡な発言であっても、強い説得力と重みをまとえるのだろう。

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