長崎県が忖度 聖火辞退者に理由を「諸般の事情」と提案

公開日: 更新日:

 気持ち悪い忖度だ。東京五輪組織委の森前会長の女性蔑視発言を理由に聖火ランナーを辞退した長崎県佐世保市の大学院生諸国麻椰さん(26)に対し、県が理由を「諸般の事情」などという表現にとどめるよう提案していた。

 県の担当者は「本人のことを思い、中立的な表現が良いのではないかと考え提案した」と釈明している。

 諸国さんはNHKの取材に対し「こうした表現では、自分が辞退する意思が世間に全く伝わらないと感じた。男女共同参画社会について考えるきっかけにするためにも、具体的な言葉を使うべきだと伝えた」と語った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」