五輪“不参加国”ロシアのワクチンは開催の救世主になるか

公開日: 更新日:

 カギを握るのはやっぱりワクチンか。

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は24日、東京五輪の海外からの観客の受け入れについて言及。「4月終わりから5月初めには判断しなければならない」と語り、デュビ五輪統括部長は「4月の終わりが適切な時期」と具体的な時期を述べた。

 IOCは無観客開催も選択肢のひとつとしているが、海外、国内観客の有無や数についてはコロナの感染状況次第。

 そこで大きな判断材料になるのはワクチンだ。新聞、テレビなどで連日報じられているように、国内のワクチン接種は欧米に比べてはるかに遅れ、量も不十分。供給元の欧米でさえ争奪戦となっており、4月12日開始の高齢者向け接種も、とりあえず5万人分と少量だ。国内に入ってくるワクチン量は未定で、配送や接種会場、医師の数などにも多くの課題があるため、厚生労働省が目指す「向こう1年で全国民への接種」は厳しいとみられている。

■時間も量も足りない

「それでは7月の五輪に間に合うわけがない」と、ある五輪競技団体の役員がこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因