二刀流の大谷翔平は3年目で初直面 テキサス灼熱地獄の吉凶

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(26)が日本時間12日のジャイアンツ戦に「3番・DH」で出場。通算128勝のくせ者右腕クエトから2打席連続安打を放ち、3打数2安打。5試合連続安打とした。

 マドン監督は今季、二刀流に復帰する大谷に「投手での起用がメインになる」と、ローテの軸として期待しているが、同じア・リーグ西地区のレンジャーズ戦では灼熱地獄を経験することになる。

 テキサス州アーリントンに本拠を構えるレンジャーズは10日、今季開幕から収容人員100%の観客を動員すると発表。米プロスポーツでは初めて上限を設けずに有観客で実施することになった。

 同州は空気が乾燥し、5月以降は最高気温が40度を記録するのも珍しくない。特有の気象条件から、一昨年まで使用していた「グローブライフパーク」は、本塁打が出やすく「投手の地獄」といわれていた。冷房を備えた昨年開場の開閉式のドーム球場では、打者有利が解消されたものの、今季は新型コロナウイルス感染を防止するため、屋根を開放する見込み。球場の特性は旧球場と同一になり、再び打球が飛びやすくなるのは必至。大谷が登板した際には、テキサス独特の気象条件に足を引っ張られかねないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか