バド全英OP桃田2回戦進出 コロナ禍が王座奪還を後押しする

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 バドミントンの全英オープン(ОP=バーミンガム)は17日、男子シングルス1回戦を行い、世界ランキング1位の桃田賢斗(26)が、同26位のカシャップ・パルパリ(34=インド)に2―0でストレート勝ち。1月に新型コロナウイルスに感染してタイ遠征を辞退したが、復帰初戦で白星を手にした。

 日本勢初優勝を果たした2019年以来2度目の頂点を目指す桃田。年明けには、想定外の事態に見舞われたが、今大会はコロナ禍に救われそうだ。

 昨年3月を最後に、感染拡大を防ぐため、ワールドツアーが相次いで中止。昨年10月のデンマークОPで再開したものの、一部の国・地域は選手派遣に消極的だった。出場する大会を絞ったこともあり、中断前に世界2位だった周天成(31=台湾)が同4位に転落するなど、ランキングが大きく変動した。

 多くの強豪を抱える中国は再開後も出場自粛を続け、今大会も全選手が辞退。桃田の宿敵で世界6位の諶龍(32)もエントリーしなかった。

 桃田は海外のトップとの対戦で勝ち越しているが唯一、諶とは過去10戦して5勝5敗の五分。互いにライバルと認め合っていることからも分かる通り、ほとんどの対戦で接戦を繰り広げてきた。

 宿敵の自粛で、桃田が2年ぶり王座奪還、770万円の賞金を手にすることになりそうだ。

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