著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

日韓戦代表デビュー 柏・MF江坂は持ち前の雑草魂で高みに

公開日: 更新日:

 ヴィッセル神戸の下部組織に進み、柴崎岳(レガネス)や宇佐美貴史(G大阪)らと2009年U-17W杯に参戦してトップ昇格を果たした小川とは対照的に、江坂は中体連から神戸弘陵高校へ。流通経済大には奨学金を借りて進学。必死にプロになるという夢を手繰り寄せようとした。

■「慶治朗には絶対に負けたくない」

「高校の時はヴィッセルにボコボコにされてホントに悔しい思いをした。『慶治朗には絶対に負けたくない』って気持ちが強くなりました。大学時代は3年の総理大臣杯と4年とインカレで得点王になって、活躍することで見返したつもりでした」

 だが、J1からのオファーは皆無。プロになる道も閉ざされかけた。唯一、誘ってくれたのがJ2・群馬。彼自身の中では忸怩たる思いがあったが「1年で上のカテゴリーに上がるんだ」と決意したという。

 その言葉通り、15年J2で43試合出場13得点と傑出した働きを見せ、翌16年には当時J1の大宮へ。

 そこで大きな出会いがあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"