巨人Wパンチで暗雲…中日・大野雄に勝てず菅野は登録抹消

公開日: 更新日:

 中日大野雄大(32)が粘った。

 昨季の沢村賞投手が、30日の巨人戦に今季初登板。三回と四回に失点したものの、五回以降はヒットを許さず、7回5安打2失点。試合は引き分けに終わった。

 昨季は11勝6敗、リーグトップの防御率1.82をマーク。10完投、6完封勝利を挙げた。国内FA権を取得し、巨人、阪神オリックスが獲得に興味を示した。さる球界関係者がこう言う。

「エース菅野のメジャー移籍を想定していた原監督は、大野雄の獲得を『目玉補強』と位置付けて調査していた。最終的に袖にされた格好で、落胆していました。手応えはあったんでしょう」

 結局、中日と年俸3億円の3年契約を結んだ。

「金銭面だけなら、巨人や阪神の方が上だったでしょう。ただ中日は、優勝ができたら3年契約の途中でもメジャーに挑戦できるという条項を盛り込み、さらに何らかの将来の手形を切ったのではないかといわれています。監督や指導者といった将来の保証です」(前出の関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし