巨人は沈み、広島が浮かぶ「九回打ち切り」ルールの吉凶

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 コロナ禍により今季は試合時間短縮の新ルール「九回打ち切り」が適用される。

 26日に開幕するプロ野球はセ・リーグ3連覇を狙う巨人がぶっちぎりの優勝候補。ルールの影響はあるのか。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう指摘する。

「セで巨人が抜けているのは戦力の厚さです。昨年は延長十回までのルールだったが、以前のように十二回制に戻ると、選手層が厚く、投手陣の駒が豊富な巨人に分があった。これが九回で終わるなら、簡単にいえば、少数精鋭でいいことになる。巨人より層が薄い他の5球団にも対等に戦えるチャンスが増えることになるでしょう」

 巨人は「十回ルール」だった昨季も1敗8分けと延長で勝ち切れなかった。高橋氏が続ける。

「抑えのデラロサが不安定だった時期があることが大きな理由でしょう。だから原監督はここをテコ入れし、中川を新しい抑えに指名した。オープン戦は盤石でしたが、九回のマウンドの重圧は、開幕してみないと分からないところはある。昨年、延長戦で勝ち星がないのは、リリーフのせいばかりではありません。1点を取り切れない打線やベンチワークの問題もあるでしょう」

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