羽生結弦は国別対抗で総合2位「来季は4回転半」と意欲満々

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 大阪で開催されているフィギュアスケートの世界国別対抗戦。SP2位の羽生結弦(26)は大河ドラマ「天と地と」の曲に乗り、主役の上杉謙信に扮して演技を見せた。

 しかし、ジャンプでミスがあり、193・76の高得点もネイサン・チェン(米国)の203・24には及ばず、総合2位に終わった。16日時点で日本はロシア、米国に次ぐ3位だ。

 羽生はかねて「五輪の金メダルよりも4回転アクセルを跳ぶこと」を目標に掲げていた。今大会はチーム戦で高難度の技への挑戦を封印していたものの、残されたチャンスは多くない。フィギュアスケートの世界で26歳はベテラン。多くの男子スケーターがこの年齢前後に引退している。さらに羽生は腰と両足首にバクダンを抱えているのも気がかりだ。

 今季最終戦を滑り終えた羽生は「曲を感じながら滑ることが出来た。ある意味満足」と話し、「来季は4回転半を目指したい」と意欲満々。

 年齢や故障歴を考えれば、来季が大技を成功させるラストチャンス。あるいは「未完成交響曲」として、その挑戦だけが語り継がれることになるのか。

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