著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

松山Vで明確に プロは勝つことでいろんな景色が見えてくる

公開日: 更新日:

 松山英樹のマスターズ優勝から、日本男子ツアーの若い選手に自信がみなぎっているように感じられます。

 昨年プロ転向した22歳の金谷拓実が、先週の「東建ホームメイトカップ」でアマチュア時代を含めてツアー通算3勝目を挙げました。世界ランクも118位から76位に浮上し、松山の14位に次ぐ日本人2番手となり、東京五輪出場チャンスも出てきました。

 そして1打差2位に入ったのは20歳のアマチュア・中島啓太(日体大3年)です。

 金谷は松山から7年ぶりに2018年「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」に勝ち、中島は「アジア大会ゴルフ競技」で日本人選手20年ぶりの金メダル獲得。2人とも世界アマランク1位に立つなど、そろって松山と同じような道を歩んでいます。松山が日本人選手として初めてメジャーに勝ったことで、勇気づけられ、これから進む道がより明確になったはずです。

 そんな意識改革が、天候による悪条件やコロナ感染による3日目中止というトラブルにも心を乱されず、ゴルフに集中していたのをまざまざと見せてくれました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?