道庁に聞いた「発表のタイミングは五輪への忖度ですか」

公開日: 更新日:

 実際のところ、発表はなぜ大会直後だったのか。北海道新型コロナウイルス感染症対策本部の担当者3人に話を聞いた。

◆担当者A

 ――テスト大会が終わるのを見計らったようなタイミングでしたが、関係はありますか。

「(強めの口調で)まったく関係ないと思います」

 ――まったく?

「はい」

 ――どのような理由で大会直後になったのですか。

「北海道はずっと対策を練り続けてきたので、大会は意識していません。札幌市との協議を重ね、病床や感染状況を踏まえての発表です」

 ――いつ頃からまん延防止等重点措置などの準備をしていたのですか。

「感染者数が増えてきたゴールデンウイーク前の4月28日ごろからです。札幌市から要請を受け、国とも話をして通常の手続きを追った結果、昨日(5日)になりました。(手続きには)だいたいこのくらいの時間がかかるものなのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理