ぼったくり男爵より危うい 五輪開催に暴走する政府の狙い

公開日: 更新日:

 米紙ワシントン・ポストによる、国際オリンピック委員会(IOC)とバッハ会長への痛烈批判が注目されている。5日の電子版で、新型コロナの感染拡大で開催が不透明な東京五輪・パラリンピックについて、開催を強行したいバッハ会長を「ぼったくり男爵」と表現し、「IOCはライセンスの収益や放映権料を獲得し、開催国に巨額費用を押し付けている」と指摘。国内でワクチン接種が進んでいないことなどから「中止すべきだ」と決断を促した。

【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)

 IOCは五輪の準備や運営にかかる経費を開催都市と国、組織委員会に負担させる。1年延期による追加経費のほとんどもそう。一方で、自分たちは多額の放映権料やスポンサー料を手にする。コロナで世界中に数えきれないほどの死者が出ようが、開催に突き進むIOCの非常識、ずるさは世界が認識している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾