海外トップ選手は必ず暴走する 五輪の行動制限は至難の業

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 宿泊施設を離れることができるのは選手村や大会会場に限られるなど、選手にはさまざまな行動制限がある。規則を破ったものは、参加資格が剥奪されることもあるというが、果たしてどこまで厳しくすることができるか。

■コロナ陽性なのに自家用ジェットで隔離ホテルから逃亡

 ホテルに宿泊する選手を逐一、見張るわけにはいかないし、中にはコロナの陽性判定を受けながらプライベートジェットを使って“逃亡”するようなアスリートもいるからだ。

 昨年10月、ロシアの大会に出場予定だったテニスのサム・クエリー(33=米国)はコロナの陽性判定を受けて大会を棄権。ロシアの5つ星ホテルで隔離生活を送っていたものの、保健所からの入院要請を拒否。無断でプライベートジェットをチャーターしてロシアを脱出し、入国の際に陰性証明を必要としない第三国へ“逃げた”という。

 政府やJOC、組織委はどこまでVIPの行動を抑制できるか。ウイルスそのものよりも厄介な問題だ。

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