阪神スカウト陣がネット裏に大挙襲来 即戦力左腕の実力は

公開日: 更新日:

 中でもこの日の松山大戦に先発、7回を1失点、8奪三振で勝利投手になった黒原にはゾッコンとか。佐藤輝明に続く、地元関西出身の選手ということも大きいのだろう。和田TAがリーグ戦から視察していて、1位指名の可能性もあるらしい。

 試合後の本人は「絶好調ではなかったけれど、うまく修正できた。(関西学生リーグの)代表にふさわしい戦いをするという気持ちでやってきたので、1勝できてうれしい」と話したが、プロ側の掛け値なしの評価はどうか。

ドラフト2位までには消えるでしょうが……」と、ネット裏で黒原を見たセ・リーグのあるスカウトはこう続ける。

「この日のストレートの平均は144、5キロ、最速は149キロでした。タテに大きく割れるカーブが良く、打者の手元で微妙に変化するツーシームやカットボールも効果的だった。がっちりした体格のせいか、173センチと小柄な割に大きく見えるのもプラス材料です。けれども、ストレートも変化球もコントロールがいまひとつですからね。投げるときのバランスやボールのキレ、コントロールは前日に投げた隅田の方が上。隅田の方は1位で指名されるでしょうけどね」

 ちなみに8日の阪神は同点の九回、代打・原口の適時打で勝ち越し。4月以来の連敗を2で止めた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性