プロ野球でワクチン接種スタートも 希望せず「2割」の裏側

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「選手、関係者の全員が接種を希望しているわけではありません」

 さるパ球団のフロント関係者がこう明かす。

 21日、プロ野球はJリーグとのコロナ対策会議、臨時12球団代表者会議を行い、選手のワクチン接種に関して議論。斉藤コミッショナーは、五輪終了後の後半戦は希望者全員が接種した状況で行われるとの見通しを示した。すでに、ワクチン接種による副反応が出た場合は、登録抹消後すぐに復帰できる「特例2021」を適用することが決まっている。

 この日は、中日の一軍選手、チーム関係者ら約60人が職域接種による1回目のワクチン接種を行った。巨人も今月下旬に実施予定だ。各球団は選手、関係者に対し、ワクチン接種の希望者を募っているが、冒頭の関係者は「12球団全体で希望者は8~9割ほどではないか」とみている。

 ある球界OBは、「接種はあくまで任意ですが、推奨ムードがあって拒否しづらいのも確か。そんな中でもシーズン中の接種に“デメリット”を感じる選手がいると聞いている」と、こう続ける。

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