新体操・喜田純鈴 挫折乗り越えクールさと力強さアピール
先の新体操(個人)日本代表選考会で東京五輪代表に内定した2人が21日、大会本番で施すメークを公開した。
新体操日本代表の美容コーチの指導のもと約30分、レフェリーへのアピールにつながる目元などを強調するメークを披露した。
強化指定選手3人による争いを制して優勝した喜田純鈴(20=国士舘大)は力強さとクールさを表現したそうで「今まで使ったことのないアイシャドーなので新鮮。五輪に向かって進んでいるなという気持ちになりました」と話した。
1日12時間にも及ぶ猛練習
喜田は新体操選手だった両親の影響から4歳で競技を始め、中1で出場した2013年の全日本選手権個人総合2位、種目別フープとクラブで史上最年少優勝。将来を嘱望され、新体操の本場ロシアへ武者修行に出た。が、現地での生活、特に食事に馴染めず、腰を剥離骨折したこともあり18年、志半ばにして帰国した。
地元・香川に戻ってからは幼少期に指導を受けた中国出身の劉宇コーチに師事し、長いときで1日12時間にも及ぶ猛練習で演技を磨いてきた。
新メークで臨む五輪本番は1984年ロス五輪で8位に入った山崎浩子(現強化本部長)以来の入賞を目指す。