阪神首位キープも“徳俵”…佐藤輝ヘトヘト明らかで故障懸念

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 巨人も負けて、何とか首位をキープしたが……。

 阪神は4日、最下位広島に敗れた。2位巨人とのゲーム差は1.5のままだが、巨人がナイターで行われたDeNA戦に勝っていれば、勝率の差で2位に転落していた。徳俵で踏ん張ったものの、予断を許さない状態だ。

 この日は、好機であと一本が出なかった。広島を上回る11安打を放ちながら、4番マルテ、5番佐藤輝、6番大山の3人が14打数1安打と大ブレーキ。中でも佐藤輝はプロ野球タイ記録かつ、セ・リーグの新人野手としては新記録となる1試合5三振を喫すると、大山も負けじと3三振で得点の芽を摘んだ。

 チームトップの19本塁打をマークするなど、首位快走の原動力となってきた佐藤輝は、心身の疲労の蓄積が懸念される。2日の同戦は、疲労を考慮されて今季2度目のベンチスタート。休養を取った翌3日こそ3安打を放ったが、この日はいつも以上に強引なスイングが目立つなど変調をきたしているのは明らかだ。こういう時は何より故障の危険性が高い。

 佐藤輝はあくまで新人。アマ時代は年間通しての出場経験がなく、体力面の不安も常に付きまとう。

 チームは首位陥落のピンチを迎えているとはいえ、シーズンはまだ折り返し地点。ここで無理を強いて故障しようものなら、今後の戦いに大きなマイナスになるし、将来にも関わる。矢野監督も悩ましいところだ。

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