【スケートボード】金メダル四十住さくらは超偏食 遠征のスーツケースにはカップ麺とお菓子がギッシリ!

公開日: 更新日:

「お互いのスーツケースを開けて驚きました。どちらもカップ麺とお菓子がギッシリ詰まっていたんです。私たちはものすごい偏食で、たとえば野菜全般が苦手。サクラが生で食べられるのはニンジンぐらいです。宿泊施設のビュッフェなどで『これはイケるかな?』と何度か挑戦しましたが、やっぱり海外の独特な風味がダメで、2人も結局は部屋でカップ麺でした(笑い)。でも、これが功を奏したんです。他の選手やコーチたちは普通に現地のものを味わっていたので、食あたりに苦しむ人が続出しました。私たちはカップ麺生活だからまったく影響を受けず、ワン、ツーで大会を終えられました」

■地域の支えで酒造会社の倉庫が個人練習場に

 四十住はこれまでほとんど指導者を付けずにやってきたが、今回の快挙の裏には地域の支えがあった。もともと、実家のある和歌山県岩出市には練習環境がないため、母の清美さんが神戸市まで往復3時間、高速道を走らせて通っていた。

 しかし、コロナ禍に突入。練習がままならなくなった四十住に対し、「ウチの会社の倉庫を提供しました」というのが、100年の歴史を持つ地元の酒造会社・吉村秀雄商店代表取締役の安村勝彦さんだ。社員約20名が仕事の合間に重機を動かし、1カ月余り掛けて資材を置いていた倉庫にスペースを確保した。そこに作られた練習場の名前は「サクラパーク」。実家から車で5分の場所にある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理