著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂なおみの「メンタルヘルス」は完璧 全米OPの優勝候補だ

公開日: 更新日:

 テニスの全米オープンが始まっている。昨年は無観客で選手はバブル生活だったが、今年はフルハウスで選手の滞在も自由。それでも現地に行ったカメラマンは急きょ、ワクチン接種を義務付けられたそうだ。そこからが違う。予約なし、待ち時間0、タダどころか全員に30ドルのメトロチケットを贈呈……。さスガ~である。

 今年は、男子はフェデラー、ナダル、昨年優勝した27歳のティームが欠場し、女子もウィリアムズ姉妹が故障を理由に出ていない。フェデラーや姉妹はアラフォーだ。世代交代の表れに伴う変化の一つが賞金配分。総額5750万ドル(約63億円)は昨年より微増だが、シングルス優勝賞金は50万ドル減の250万ドル、一方で予選賞金は66%増。本戦初戦負けで7万5000ドルは悪くない。

 女子の優勝候補は大坂なおみだ。5月の全仏では大会前の会見を拒否して棄権、ウィンブルドンは欠場して東京オリンピックも3回戦敗退。「メンタルヘルス」がちょっとした流行語になったが、V候補に推すのも同じ理由である。2度ずつ勝った全米、全豪はいずれも得意のハードコート。しかも、舞台は少女期を過ごした地元ニューヨークと何の不安もない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状