著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

長友佑都も11年ぶりFC東京に 欧州組W杯経験者が大挙してJ復帰の真相を紐解く

公開日: 更新日:

 実際、6~7月の段階では2人とも「欧州が最優先」とコメントしていた。

 しかしながら、彼らを筆頭に2018年ロシアW杯組の乾、武藤嘉紀(神戸)も相次いでJリーグ復帰を決断した。その背景には、コロナ禍の観客制限で財政難に陥った欧州サッカー市場の現状があるようだ。

「この夏は移籍市場が全然動いていない」とある日本人選手も語っていたが、メッシ(PSG)やC.ロナウド(マンU)ら一部のビッグディール以外、選手の出入りはかなり鈍かった。

 今夏の欧州移籍期限最終日だった8月31日には、本田圭佑(スドゥバ)が「次の短期的目標は9カ国目のゴールを決めること。でも大半のクラブが若い選手に興味を持っていて、思ったほど簡単ではない。僕は35歳なんで」と英語でツイートした。

 結局、リトアニア行きを決めたものの、5大リーグに行けない恨み節も口にした。それだけ30代選手を取り巻く環境の険しいのだ。

 アーセナルに移籍できた冨安健洋のように22歳の若さなら、移籍金ビジネス的にも旨味があるが、年長者はそうもいかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動