著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

長友佑都も11年ぶりFC東京に 欧州組W杯経験者が大挙してJ復帰の真相を紐解く

公開日: 更新日:

 日本代表の長友佑都(FC東京)が18日の横浜FC戦で4144日ぶりにJ1復帰を果たし、強烈なインパクトをもたらした。

「熱量が足りないと思ったので、鼓舞する声掛けをした」と高度なプロ意識をピッチ上で体いっぱいに表現した。

 今夏は彼を筆頭に酒井宏樹(浦和)、大迫勇也(神戸)、乾貴士(C大阪)ら欧州組W杯経験者の国内復帰が続いた。彼らはなぜJに戻ったのか。欧州基準を日本で維持し、還元できるのか。改めて考えてみた。

 ◇  ◇  ◇

「僕らは欧州トップレベルのスピード感や球際の強さを体感してきた。それはすぐに消えるものじゃない。ただ、人は環境で左右されるもの。いいも悪いも新たな場所に馴染んでしまう。そこは自分にもチームメートにも厳しく要求しないと高いレベルは保てない。そこは強く意識したいです」

 自身の35歳の誕生日である8月12日、古巣復帰会見を行った長友はこう語気を強めた。

 最高峰レベルの欧州から離れるのは、それだけリスクが高いということ。現役日本代表として2022年カタールW杯8強を目指している彼や大迫にしてみれば、本場に残って自己研鑽を続けた方がベターだったはず。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」