元J1鹿島監督・大岩氏がU20日本代表に就任 采配の評判とパリ五輪の行方

公開日: 更新日:

 サッカー男子で2024年パリ五輪出場を目指す日本代表監督に、元J1鹿島監督の大岩剛氏(49)が就任することが8日、分かった。

 本人はJクラブからの監督就任の申し出を固辞し、3年後の五輪に照準を合わせているという。来年6月のU-23アジア杯は、パリ五輪世代で出場することが決まっており、日本協会の反町技術委員長は年内に人事を固めたい方針を示していた。

 大岩氏は2010年に現役引退後、翌11年から指導者に転身。17年途中から鹿島を率いて18年にはアジア・チャンピオンズリーグで優勝した。19年度まで鹿島で指揮を執り、現在は日本サッカー協会の指導者養成に携わっている。

 元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言った。

「現U-18日本代表監督のため、そのままスムーズにU-20世代を指揮できるということなのでしょう。鹿島監督時代は4-4-2の堅守速攻型でしたが、これはチームの伝統。日本協会の指導者養成に携わっているので、日本代表のポゼッションサッカーはできると思います。ただ、鹿島監督時代に国内のタイトルを取っていないこともあって、どんなサッカーをやるのか、強い印象がありません。将来的にはフル代表の監督も見据えているのでしょうが……」

 パリ五輪世代は、東京五輪でも活躍したMF久保、A代表に初選出されたMF荒木、Rマドリードの下部組織に所属しているMF中井らがいるが、「手腕は未知数」(六川氏)のようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?