若元春は「稽古しない天才肌」卒業 荒汐部屋3兄弟の次男、しこ名は毛利3兄弟に由来

公開日: 更新日:

28歳・荒汐部屋・前頭15枚目

 毛利3兄弟由来のしこ名を持つ、荒汐部屋3兄弟の次男。兄は幕下・若隆元、弟はすでに幕内で活躍している前頭筆頭・若隆景だ。

 兄弟中、もっとも素質に恵まれた天才肌といわれていたが、今場所が新入幕と遠回りした。

「とにかく稽古嫌い。3兄弟を育てた先代・荒汐親方(元小結大豊)も『言わないと(稽古を)やらない』と嘆いていた。2019年の新十両会見でも、当時まだ在職中だった先代は『もっと稽古をしていれば、3年早く昇進できたのに……』と、愚痴の方が多かったくらいです。相撲もムラっ気があるので成績が安定しなかった。性格もストイックな長男、マジメな三男と異なり、ノリが軽く、ともすればちゃらついた印象がある」(タニマチ筋)

 キャバクラ問題で謹慎した錣山部屋の阿炎とは仲が良く、19年11月には今も続く力士の“SNS禁止事件”の当事者に。阿炎がおふざけで若元春を粘着テープで縛る動画をインスタグラムに投稿し、これが「暴力を連想させる」と炎上。過去に何度も暴力事件があった角界だけに協会は激怒し、阿炎ともども始末書の提出を命じた。これがきっかけで今もなお、力士のSNS投稿は禁止されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束