照ノ富士が金星配給…玉鷲にノド輪で体起こされ、昨年9月場所の“デジャビュ”

公開日: 更新日:

 快進撃を止めたのは、やはり押し相撲だった。

 横綱照ノ富士(30)が14日、モンゴルの先輩・玉鷲(37)に金星を配給した。立ち合いで左まわしを狙うも、怒涛の突き押しに防戦一方。ノド輪で体を起こされ、前のめりになったところを突き落とされた。

【写真】この記事の関連写真を見る(08枚)

 今場所初黒星で、昨年9月場所から続いていた連勝も「23」でストップ。全勝の御嶽海と阿炎を横綱が追う展開になった。

 取組後は報道陣に口を開かず、帰路についた照ノ富士。それにしても、この日の相撲にデジャビュを覚えたファンも多かったのではないか。

 照ノ富士は玉鷲と、初日に対戦した大栄翔をことのほか苦手にしている。対戦成績はそれぞれ10勝6敗、7勝3敗だが、両者には何度も苦戦させられてきた。照ノ富士の相撲は腰がどっかりすわった四つ相撲。立ち合いのパワーで崩され、ノド輪で上体を起こされると真価を発揮できない。昨年9月場所もその流れで大栄翔に金星を与えた。

 更なる活躍のためにも、照ノ富士は「山」を越えられるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー