プロレスラー船木誠勝さんが語るヒクソン・グレイシーとの死闘「腕を外そうとするうちに気が遠くなり…」

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 試合当日はいろんな瞬間がありました。会場入りして、東京ドームを見た瞬間、キラキラして見えて。お客さんがいないと余計、広く見え、宇宙空間みたいなんです。デビュー15年の区切りで最強の男とメインイベントができる。「この日のために自分のプロレス人生はあったんじゃないか」と思いました。

 リングに向かって花道を入場した時はすごい歓声。それまでもドームで試合したことはありましたが、プロレスラーに勝ってほしいというお客さんの声援に“気”というものを感じたのは初めて。リングサイドの席に新日本の同期だった橋本真也(故人)、大先輩の藤原喜明さんがいるとわかり、勇気をもらいました。

 試合を解説しますとグラウンド(寝技)になったら不利とわかっていたので、1ラウンド(15分間)の前半、コーナー際で組み合った後、ヒクソンが組み合いから抜けてあおむけに寝転がって誘ってきましたが、僕は立ったまま蹴りを入れました。まさかこの試合で猪木VSモハメド・アリ状態になるとは!

■上から顔にパンチを2発入れた時が勝機だった

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