カーリング女子2大会連続準決勝進出は“円熟味”アップの証し! 4年後ミラノで頂点の可能性

公開日: 更新日:

 カーリングに関する著書があるスポーツライターの高野祐太氏がこう言う。

「チームを創設し、スキップとして牽引してきた本橋麻里さん(現LS代表理事)が休養を取った16年の世界選手権で結果を残し、メンバー各自が一本立ちしたように見えます。試合中、互いに的確な指示を出し合うなど、コミュニケーション能力が高く、戦術も磨かれてチーム力が上がりました。スキップの藤沢選手がショットを決め切れない局面もありながら、2大会連続の準決勝進出を果たしたのは地力のある証拠でしょう」

 カーリングは選手寿命が長い競技だ。スイスのシルバナ・ティリンツォーニ(42=サードでスキップ)のように40代で主力を務める選手は少なくない。

「カーリングでは出産後に復帰する選手も珍しくありません。藤沢、吉田知那美の主力2人は4年後のミラノ・コルティナ大会を30代半ばで迎える。モチベーションが維持でき、環境が整えば、LSのメンバーは次回大会で頂点に立つ可能性はあると思います」(高野氏)

 ミラノの氷上でも藤沢の声が高らかに響き渡るかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々