MLBイメージダウンで集客苦戦は確実 大谷翔平リアル二刀流“全開”でもファンはソッポ

公開日: 更新日:

 MLBと選手会は10日(日本時間11日)、今後5年間にメキシコ、プエルトリコ、ドミニカ共和国の中南米の他、ロンドン、パリで海外公式戦を行うことに合意した。

 欧州ツアーが実現すれば、エンゼルス・大谷翔平(27)が集客の目玉になるのは確実。昨季のリアル二刀流での活躍は欧州のメディアでも度々、取り上げられ、各国の主要紙がこぞって特集を組んだこともあった。MLBでは現地での注目度が高い大谷を欧州ツアーに参加させ、野球不毛の地での客寄せに利用する思惑があるという。

 大谷はMLBの国際戦略に貢献しそうだが、米国のファンからはソッポを向かれかねない。

 ここ数年、米国での大リーグ離れは深刻だ。そこにきて今回の交渉過程では、ロブ・マンフレッド・コミッショナーが会議場を抜け出し、ゴルフのスイング練習に興じたり、開幕から2カード中止を発表した際の会見で笑顔を見せるなど、誠実さに欠ける態度に全米から批判が殺到。強硬な主張を繰り返す選手会の姿勢も疑問視されてきた。

 野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景