松山英樹マスターズ連覇ならず14位で終戦…これからが心配な首痛の後遺症

公開日: 更新日:

 タフなメジャー会場では、ピンチをしのぎ、数少ないチャンスを決めるプレーが鉄則だ。むやみに攻めてもコースのワナにはまってしまうからだ。3日目はスコアだけでなく、ドライバー飛距離、平均パット数とも4日間で一番悪かった。

「寒さが加わりギリギリの状態になった時に耐え忍ぶゴルフができずに弱さが出た。大会前から首の調子がよくなく、それが負担になったと想像できる。松山のスイングはインパクトで顔を後ろに向け、体を強烈にひねってヘッドスピードを上げてボールを飛ばしている。そこまでしないと世界のトッププロと対等に戦えないからだが、首への負担は大きい。首痛から大会直前まで試合に出られず調整不足も指摘されていた。松山も30歳になり、これから現状を維持するのも難しくなる。体にやさしいスイングを見つけなければ、海外で長く戦い続けるのは厳しい」(前出の菅野氏)

 米ツアー参戦から9年目を迎え、メジャー1勝を含む8勝をマークしたが、疲労蓄積が体の弱い部分に出てきたといえる。メディアには連日、「(首は)大丈夫です」と答えている。だが、かつて左親指痛でツアーを離脱した。今回は首だけに治療が長引くことも十分に考えられる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも