好調の楽天に悲劇、オリも災難…コロナ陽性者続出で3連戦中止の踏んだり蹴ったり

公開日: 更新日:

 もっか2位と好調の楽天にすれば、これ以上ない「悲劇」である。

 対戦相手のオリックスにコロナ陽性者が続出したことで、12日からの本拠地3連戦が中止。土日の2、3日のソフトバンク戦では自軍に陽性者が多かったことで、やはり主催試合が中止になっていた。

【写真】この記事の関連写真を見る(19枚)

 すでに公式戦は一回りしたにもかかわらず、主催試合5試合はリーグ最少。雨天中止の1試合は仕方ないにせよ、コロナで5試合も中止になった。振り替え試合の日程は未定。仮にその頃、順位が今より落ちていたら客足も遠のきかねないし、シーズン終盤の空いた日に詰め込まれたら、今度は過密日程の恐れが生じる。

 もちろん、オリックスにとっても災難だ。11日に捕手の若月とスタッフ3人の感染が判明し、選手8人を含む12人が新型コロナに感染。前日は千葉でロッテの佐々木朗希に完全試合の屈辱を味わわされた。この時点で、楽天戦の中止も想定していたのだろう。本来は千葉からバスで仙台に移動する予定を変更し、試合後にバスで帰阪。走行距離約530キロと、まるで米国のマイナーリーグさながらの強行軍だ。

 NPBは11日、現在2週に1度行っているスクリーニングPCR検査を週1にすることを発表。感染予防のため仕方がないとはいえ、頻度を高めることで試合中止が続出しなければいいが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?