日本ハム新庄監督が奇策連発でオリ山本を翻弄 それでも「目先の1勝より今後の成長」の真意

公開日: 更新日:

 日本ハム新庄剛志監督(50)が奇策の連発で球界のエースを翻弄した。

 昨26日のオリックス戦、相手の先発はここまで3勝1敗、防御率0.90を誇る山本由伸。少ないチャンスを生かすべく、積極的に動いた。

 四回、先頭の近藤からの3連打で1点を先制し、なおも無死一、三塁の場面で、一走の石井がスチール。捕手が二塁へ送球すると、すかさず三走の松本剛が本塁を陥れ、ダブルスチールで2点目を奪った。指揮官はこの試合、エンドランもドンドン仕掛けるなど、足で山本を揺さぶった。

 試合には敗れたものの、山本相手に勝利への執念を見せたように映るが、球団OBは「もちろん、それで勝てるに越したことはないですが……」と、こう続ける。

「新庄監督はかねてエンドランを多用し、今回は重盗も決めた。ただ、その根底には『迷いなく走ってほしい』『カウント3-0でも思い切ってバットを振ってほしい』との思いがある。そうすることで選手が一皮むけると考えているからです。チーム内では『いくら優勝は目指しません、と言っても、シーズンが始まったら勝ちたいという欲が出てくるだろう』との見方もあった。でも、中心選手の近藤でさえ打順を固定せず、選手の能力の見極め、底上げに徹している。チームは開幕3連敗を喫するなど、8勝17敗と低調ですが、新庄監督は試合の勝ち負けに関わらず、ベンチ裏では選手やスタッフには慌てたり、悩んだりするような素振りを一切見せないそうです。いい意味で腰を据えて野球ができているといいます」

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