阪神の“問題児”マルテはもういらない!不振、故障続発、増長懸念でまたゴタゴタの火種

公開日: 更新日:

 ちょうどいいタイミングだったのではないか。

 阪神のマルテ(30)が25日の楽天戦で二回の守備から途中交代した。初回の走塁の際に足を痛めたとみられる。

 今季は4月1日の巨人戦で右足の張りを訴え、登録抹消。5月10日に貧打解消の起爆剤として再昇格したが、17試合で打率.197、1本塁打、3打点とサッパリ。22日の巨人戦は下半身のケアで休むなど、不振が続いている。

 来日4年目を迎えるマルテは昨季、キャリアハイとなる打率.258、22本塁打、71打点をマーク。78四死球、出塁率.367と選球眼もウリだったが……。

「昨オフ、年俸2.5倍増の170万ドル(約2.2億円)で契約を1年延長したが、“払い過ぎ”による増長を懸念する声があった。昨年8月には二軍暮らしが続き、自身のSNSで起用への不満を吐露。『国へ帰る』と投稿するなど、問題児ぶりを発揮した。他球団への移籍もほのめかしたそうです。球団はそんなマルテに大金を積み、残ってもらったわけですから」(球団OB)

 阪神は助っ人とのトラブルが多い。あのバースが家族の病気の対応を巡って球団と揉め、解雇されたのは有名な話だが、2010年に200安打を達成した超優良助っ人マートンも、年俸が上がるにつれてコーチと口論するなど増長。それでも球団は高年俸を払い続け、15年には年俸4.5億円に到達したが、同年は打撃不振と緩慢プレーが目立ち、追われるようにチームを去った。矢野政権下でも、19年にソラーテが一軍昇格を拒否する造反劇が起きた。

 矢野監督は試合後、マルテの登録抹消を示唆したが、ゴタゴタの火種になるくらいなら、サッサと見切りをつけた方がチームはうまく回る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々