2030年冬季五輪招致運動の札幌市 「反対派多数」で住民投票拒否の臆病ぶり

公開日: 更新日:

 共産党市議団の小形香織幹事長が「海外では五輪招致の賛否を問う住民投票が行われている例も多い」と言及。国内でも過去の五輪招致で民意を問う投票が行われたケースは少なくないが、五輪推進派が民意を避け続ける理由はそこにある。

 2015年には、24年夏季五輪(パリに決定)招致をめぐり、ドイツのハンブルクで住民投票が行われ、反対多数で名乗りを取り下げ。米国ボストンでも開催反対の意見が強まり、招致を見送った。22年冬季五輪(北京で開催)の招致ではこれもドイツのミュンヘンで市民の反対運動が起きて招致を断念。18年には26年冬季五輪(ミラノに決定)の招致に関して、スイスのバレー州が住民投票を行い、反対票54%で招致活動から撤退した。

 札幌市は意地でも民意に耳を貸す気はなさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状