チケット大量カラ予約で注目…日本体操界が直面する内村航平と村上茉愛の大き過ぎる穴

公開日: 更新日:

 衰退は必至か──。

 18日、体操NHK杯(15日閉幕)で、同一人物名義による観戦チケット約1600枚の購入予約が決済されなかったことが判明した。2日間の開催で計2800枚の観戦券を販売。そのうちの半数以上がオンライン予約で押さえられたものの、決済期日を過ぎると再予約を繰り返していたという。

 悪質な嫌がらせで注目された体操界は斜陽の時期に差し掛かっている。大きな要因となっているのが、日本体操界の「キング」こと内村航平(33)の現役引退だ。五輪で金3つを含む計7個のメダルを獲得したレジェンド。3月の引退試合では、内村と写真撮影ができるスーパーシートが1席6万円と高額ながら売れに売れた。

 内村が表舞台から去った後は橋本大輝(20)が活躍。東京五輪で金2つを含む計3個のメダルを獲得し、内村の後継者として男子体操界を背負う存在となっている。

 とはいえ、「キング」のような実績と歴史を積み上げていくのはこれから。件のNHK杯では3度の落下。筋肉痛による不調を訴え、「1週間ピークを間違えた」と調整ミスを明かしていた。困難なピーキングを乗り越えてこそプロ。「ポスト内村」としてはまだ荷が重いともいえる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?