新庄チルドレン今川優馬「二軍落ち」の波紋 日ハムきっての“元気印”でも容赦なし!

公開日: 更新日:

 新庄チルドレンが今季初めて二軍落ちした。

 20日、登録を抹消された日本ハムの今川優馬(25)のことだ。

 入団2年目の今季は開幕1番に抜擢されるなど、ここまで42試合に出場して打率.246、6本塁打、17打点。チームのムードメーカーとしても存在感を発揮し、「BIGBOSSチルドレン」の一人と目されていた。5月に月間打率.204と調子を落としたものの、6月に入って.333と復調気配を見せていたさなかの二軍落ちである。

■若手選手の精神的支柱

「今季を“選手の見極め”“テスト期間”とする新庄監督は全員を一軍で使うと明言している。今川の抹消もその一環なのでしょうが、今回はちょっとチーム内に波紋を呼びそうです。というのも今川は、チーム一の元気印で若手選手の精神的支柱というか兄貴分的存在ですからね。新庄監督にはその点も含めて評価されているという認識がチーム内にはあった。そんな今川でも、調子を落とせば二軍に行かされる。成績を気にせずやっていた若手選手が、これで結果を追ってしまうことにならないか。今川の二軍落ちが選手を萎縮させてしまう不安があるのです」(球団OB)

 評論家の権藤博氏は、横浜(現DeNA)監督時代から、「選手が相手ではなく自分のベンチの顔色をうかがうようになってはいけない」と言っている。

 これも新庄流の「テスト」なのかもしれないが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性