著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

米国に2-0の快勝 鎌田と久保の見事な共闘が「ひょっとすればひょっとする」と思わせた

公開日: 更新日:

鎌田と久保が創造性とゴール前の鋭さを体現した

 デュッセルドルフ・アレナは2006年ドイツW杯直前のマルタ戦を筆頭に何度か訪れたことがあるが、会見場やミックスゾーンから記者席がとにかく遠い。報道陣はエレベーターは使えず、凄まじい数の階段を上らなければいけない。ドイツのスタジアムはこういった構造が結構、多い。サッカー取材は体力勝負だと改めて痛感させられた。

 午後2時25分の試合開始1時間前に配信されたスタメンを見ると、やはり鎌田が入っている。一方で久保の名前もある。となれば、どちらがトップ下に入るか分からない。興味津々でキックオフを待った。

 スタートの立ち位置は鎌田がトップ下で久保が左サイド。開始8分に久保が相手の突破を許し、決定機を作られるなど不安な船出を強いられたが、徐々に立て直しを図っていく。

 そんな2人が絡んだ最初の決定機が13分のシーン。1トップ・前田大然(セルティック)が 相手DFに激しく寄せに行き、久保がボールを奪取。ゴール前に侵入してきた鎌田にラストパスを送り、フィニッシュに持ち込んだシーンだ。

 背番号15のシュートは惜しくもGKに弾かれたが、「2人の特徴は攻撃で違いを作る部分」と遠藤航(シュツットガルト)も評する通りの創造性とゴール前の鋭さを体現した。これを境に彼らが近い距離感でプレーする場面が増え、セットプレー時も厚みをもたらしていく。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状