著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

米国に2-0の快勝 鎌田と久保の見事な共闘が「ひょっとすればひょっとする」と思わせた

公開日: 更新日:

 鎌田大地(フランクフルト)と久保建英(レアル・ソシエダ)のファンタジスタ共存は難しい」と見られていた日本代表。

 しかし、23日の米国戦(デュッセルドルフ)では2人が2列目で並び、攻守両面で躍動。鎌田はゴールも奪い、2-0の快勝に貢献した。

「大地とタケが状況によって位置取りを変えながら、相手につかまりづらいポジショニングで起点になってくれていた」と森保一監督も絶賛。2カ月後のカタールW杯に向け、日本は力強い一歩を踏み出した。

■米国戦には欧州在留邦人など5000人超の観客が

 11月23日のカタールW杯初戦・ドイツ戦(ドーハ)まで「丸2カ月前」という節目に行われた米国戦。平日にもかかわらず、欧州在留邦人など5000人超の観客が集まった。

 19日に代表選手と交流したデュッセルドルフ日本人学校も、わざわざ休校にして日本代表の応援に駆けつけたという。キックオフ2時間半前の12時時点で彼らはいち早く入場ゲート前に集まり、森保日本に熱いエールを送ろうとしていた。

 報道受付開始は1時間半前の午後12時55分。その前に、我々ペン記者にはやることがあった。入口横のブースでの新型コロナ・抗原検査である。陰性確認が会見場とミックスゾーンに入る条件になっていたからだ。

 前日練習までは検査不要だったし、17日に赴いたドイツ・ブンデスリーガの試合でもそういった義務は課されなかったため、少し不可解に感じたが、定められたルールには従うしかない。

 前日のうちに予約フォームを登録し、当日は窓口前で鼻腔検査を実施。15分程度で「ネガティブ」と書かれたメールを受領。とりあえずは安堵した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々