日本代表ドイツ遠征“W杯メンバー最終選考テスト”で見えた3つの課題と解決策

公開日: 更新日:

デュエル王・遠藤のワン・ボランチよりも…

 3つめは「守備的MF=ボランチは何人がベストか」である。

 森保監督は、W杯アジア最終予選の途中から4-2-3-1の布陣を4-3-3に変更。MFの3選手を逆三角形に配し、ボランチをドイツのデュエル王・遠藤航一人に任せた。

 この布陣変更が奏功して、W杯行きのチケットを手にすることができた。 

 ところが、9月のドイツ遠征で森保監督は4-2-3-1に戻し、遠藤とポルトガル強豪スポルティング所属の守田英正のボランチ2枚でアメリカ戦に臨み、DFとの連係もスムーズにいってシュート3本・枠内0本に抑えることに成功した。

「ドイツの圧倒的な攻撃力を考えるに、遠藤ひとりのワン・ボランチでは、遠藤の左右のスペースを突かれてピンチを招くことになるでしょう。守田は7月にスポルティングに移籍し、強度の高いプレーでボランチとしての仕事をこなしつつ、好機とみると攻撃に参加してチャンスを構築している。遠藤と守田のダブル・ボランチが最適でしょう」

 ご参考あれ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」