祝賀会で二子山親方がひと言「高谷(隆の里)がいつもお世話になっています」

公開日: 更新日:

 16日に照ノ富士の横綱昇進、23日には正代の大関昇進を祝うパーティーが予定されている。コロナ禍で延びていたのだが、照ノ富士は秋場所を途中休場したとはいえ膝を心配する声が多いからまだしも、九州場所が5度目のカド番となる正代は針のむしろだろう。

 本来は、本人や師匠と招待客が謝意と祝意を交歓し、さらなる飛躍を期すのが祝賀会だ。

 40年前、隆の里(後の鳴戸親方)の大関昇進祝賀会で、招待客の一人が師匠の「土俵の鬼」二子山親方(元横綱初代若乃花)に挨拶すると、親方は野太い声で応えた。

「ああ、高谷(隆の里の本名)がいつもお世話になっています」

■40年前に筋トレを認めた「土俵の鬼」

 その人は名城大ウェイトリフティング部監督だった佐藤功夫さん。名古屋の稽古場で隆の里と出会い、ウエートトレーニングを指南してきた。

 2011年に鳴戸親方が急死した時、佐藤さんから思い出を聞いた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変