なでしこテストマッチ2連勝でW杯へ高まる期待 11月には世界4位イングランド代表と激突

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 世界ランク11位のサッカー日本女子代表・なでしこジャパンが9日、同22位のニュージーランド代表と対戦。同46位のナイジェリア戦(6日)と同スコアの2-0で勝利し、10月のテストマッチを連続白星で飾った。

 この2試合で池田監督は新布陣の3DFを導入し、DFリーダー熊谷を3DFの左やボランチで使うなど複数選手を新ポジションで起用。招集した10代選手3人を抜擢するなど積極姿勢を打ち出し、ニュージーランド戦後には「選手を多く入れ替えながら新しいことにも挑戦。収穫はあった」と手応えを口にした。

「ニュージーランド戦で18歳FW藤野が代表初先発し、17歳FW小山が代表デビュー。中軸選手の成長も感じられ、2023年夏の女子W杯に向けて期待感は高まった」と初代なでしこ専任監督の鈴木良平氏が続ける。

「藤野は体幹もしっかりしており、相手ゴール近くで怖さの発揮できるアタッカー。現なでしこの大きな発見と言えるだろう。ボランチの杉田は攻守に安定感があり、局面に応じた適切な判断力が光る。左サイドアタッカーのFW遠藤は、米国に移籍してアグレッシブさが際立ち、ドリブル突破からのシュートの威力が増した。ただしW杯での目標をベスト4に置いた場合、やはり前線の決定力不足という課題に突き当たる。2連戦未招集だったエースFW岩渕の起用法も含め、突き詰めて考える必要があります」

 11月11日、なでしこはスペインに遠征して世界4位イングランド代表と対戦する。

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