著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

統率力で引っぱる遠藤航が断言「選手層が厚くなった日本は総力戦で挑める」

公開日: 更新日:

遠藤航(29歳・ドイツ1部・シュツットガルト)

 10月15日のボーフムとの一戦。自身を主将に指名したマタラッツォ監督が解任され、ビマー暫定監督体制で挑んだ初戦で中盤の底で奮闘。ダメ押しの4点目も奪い、今季初勝利の立役者となった。

「選手にも(監督解任の)責任がある。ひとつ勝てば状況がガラリと変わると思っていた」と遠藤本人は話したようだが、意志の強さと統率力が彼の強み。日本代表でも、W杯最終予選序盤3戦2敗と崖っぷちに立たされた時も「必ずW杯に行けると確信していた」と言い切った。そんな彼なら日本をW杯8強という未知なる世界へと導いてくれるはずだ──。

  ◇  ◇  ◇

 湘南時代に19歳でキャプテンマークを巻き、2016年リオ五輪で主将を務めるなどプレーした先々で卓越したリーダーシップと存在感を発揮し続けてきた。だが、A代表選手として初参戦した18年ロシアW杯は出番なし。挫折を味わった。

「(前回W杯直前合宿地の)ゼーフェルトでは誰も僕に興味なかったですからね(苦笑)。ロシアには行ったけど、出れない悔しさを味わった。そこでハセさん(長谷部誠=フランクフルト)が代表を引退されて『じゃあ誰がボランチやるんだ』って話になって、自分が名乗り出て定位置を勝ち取り、不安を一掃してやろうと思ったのが4年前です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?