堂安律が“本田圭佑超え”に王手! 劇的同点弾で奇跡再現、ドン底から日本の救世主に

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「これまでは右サイドからカットインして左足でシュートを打つというワンパターン。それが、縦に入って右足でクロスを放り込むことができるようになり、プレーの幅が広がった。オランダ、ドイツで伸び悩んだ時期があったことでプレースタイルを見直したことが実を結んだ。ビハインドの展開で投入されて『必ず決めてやる』という強い精神力を感じました」

 堂安が育ったガンバ大阪アカデミーは、2010年南アフリカ、14年ブラジル、18年ロシアW杯の3大会で4ゴールをマークした元日本代表の本田圭佑を送り出している。堂安が「本当にリスペクトしている方なので超えたいと思う」と言う本田の1大会での得点は、南ア大会の2ゴールが最多だ。

 ドイツ1部ビーレフェルト(現2部)でヘッドコーチを務めた鈴木良平氏は「フライブルクはドイツの中堅クラブ。今大会のシンデレラボーイになりましたから、大会後にはビッグクラブが注目すると思います」と太鼓判を押す。

 思えば、3月のアジア最終予選の大一番だったオーストラリア戦でメンバー外となり、「この一員になりたいと改めてハングリーな気持ちになれた」と吐露したこともある。ドン底から日本の救世主となった男は、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦でも決定的な仕事をする。

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