箱根駅伝「第100回記念大会」の“全国化”は羊頭狗肉…地方の大学に門戸開放のフリ

公開日: 更新日:

「地方の大学が予選会に出られることが決まったのは今年6月。ハーフマラソンを強化する時間もない。100回大会の全国化を求める声は数年前からあった。せめて2年ぐらい前に発表して欲しかった。直前になって中途半端な形で参加資格を拡大したのは、地方の大学に出場のチャンスを与えなければ批判されるので、門戸を広げたフリをしているのです。とはいえ、まだ時間はある。日本学連が関東学連と話し合って妥協点を見いだすとか、例えばセンバツ高校野球の21世紀枠のように、ある基準をクリアした地方の大学は出場させてもいいのではないか」とは、関西の大学OBだ。

 関東と地方の大学のレベル差は大きく、関東以外の大学が箱根路を走れば「繰り上げスタート(首位から10~20分遅れ)ばかりになってしまう」と懸念する大会関係者もいる。今年の全日本大学駅伝は15位までは関東の大学。地方大学で最上位だった16位の関西学院大はそれから約3分遅れだった。真の全国化のために知恵を出し合うべきだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」