大学駅伝シーズン到来! 出雲は駒大が9年ぶりV…関東勢には駅伝が格好の“宣伝”の場

公開日: 更新日:

 コロナ禍で今年の高校野球は地方大会で強豪校などが早々と姿を消す番狂わせが起きたが、学生3大駅伝の幕開けとなる「出雲全日本大学選抜駅伝競走」(6区=45.1キロ)は、優勝候補筆頭の駒大が波乱なく優勝。2時間8分32秒の大会新記録で、2013年以来、4回目の頂点に立った。

 1989年創設の出雲駅伝は今年で34回目。関東学生陸上競技連盟が主催する正月の箱根駅伝とは異なり、全国の大学が参加する。それでも過去の優勝校はすべて関東の大学だ。

 70年から始まった全日本大学駅伝(11月)も似たようなもの。関東の大学以外で優勝したのは過去4大会。86年の京産大が最後だ。

 関東の大学が強いのは当然だ。高校時代に5000メートルで好記録を出したり、全国駅伝で活躍した選手はみんな箱根駅伝を走れる関東の大学に進む。駒大の3区を走った大学長距離界のエース・田沢廉(4年)は青森山田高OBで3年時にアジアジュニア選手権5000メートルで銀メダルを獲得。2区で区間新を出した同大1年の佐藤圭汰は京都・洛南高時代に、1500、3000、5000メートルで日本記録を出したスーパールーキーだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波