ロコ・ソラーレのGS大会日本勢初V快挙を日本カーリング協会が素直に喜べない“懐事情”
日本時間16日、昨年の北京五輪の女子カーリングで日本史上初の銀メダルを獲得したロコ・ソラーレが再び快挙を成し遂げた。ワールドツアー最高峰のグランドスラムのひとつ、カナディアンオープンで初優勝。決勝で世界ランキング1位のエイナーソン(カナダ)を5-3で撃破した。
日本勢悲願の“メジャー”を制し、お馴染みのメンバーは北京五輪以上に大喜びで、スキップの藤沢五月(31)は「やっとグランドスラムのトロフィーを手にすることができました!」とチームのブログを通じて歓喜のコメント。サードの吉田知那美(31)は自身のインスタグラムを更新し、「ついに、さっちゃんがグランドスラムのトロフィーにキスをした」「夢みていた、ずっと夢みてた世界一になる夢が今日かなった」とつづった。
■日本選手権は無観客に
一方、日本カーリング協会は複雑ではないか。今月28日にロコ・ソラーレが連覇を狙う日本選手権が開幕するものの、昨年11月に早々と無観客での開催を決定。新型コロナウイルス感染対策で観客数を制限すれば、経費面でマイナスが大きいことを理由としていた。