R&Associates代表取締役 香月良仁(2)優秀な兄には劣等感…非エリートだからこそ得た気付き

公開日: 更新日:

R&Associates代表取締役 香月良仁(38歳・鮮ど市場→ロッテ→鮮ど市場)

 2020年、コロナ禍をビジネスチャンスと捉えて、コロナ関連商品の営業代行事業で月収100万円超を達成した。

 しかし、ただモノを売るだけでは限界があると考えるようになった。

「中間商社や中間マージンというものは、ネットの発達などで今後は減っていくと思います。だから、自分自身が作り手にならないといけない。インフラ事業や製造業は現実的じゃないから、何らかの“仕組み”をつくろうと考えました」

 そこで思いついたのが投球専門の野球教室。21年9月に開校した「e-spearAcademy」熊本校を皮切りに久留米校、宮崎校、福岡校、浦和校と現在も規模を拡大している。浦和校はオリックス巨人で活躍した実兄・良太氏、宮崎校はロッテ時代の同僚・信楽晃史氏が指導を務める。

 教室は学年などに応じてクラス分け。10~15人の定員制で指導は週1回行っている。

「元投手なので、打者の気持ちや技術は分かりません。だから投球専門に特化しました。野球教室といえば、単発のイベントが主流ですが、元プロが地域に常駐して定期的に指導するシステムはなかなかありませんよね。同時に、野球教室は夜の開催だから、元プロが昼間にしっかり本業で働いてから副業として稼げる。受け皿もつくっている感覚です」 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 9

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

  5. 10

    周囲が気を揉むドジャース山本由伸の結婚適齢期…今季大活躍でスポンサーからの注目度も急騰

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール