東京五輪パラ組織委の元次長ら4人逮捕へ 本大会を含め約400億円の談合容疑

公開日: 更新日:

 東京五輪パラリンピックの業務をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は、大会組織委員会大会運営局の元次長や落札企業の関係者ら計4人に対し、8日出頭するよう要請した。

 独占禁止法違反(不当な取引制限)の容疑が固まり次第、逮捕する方針だ。

 組織委はテスト大会について、実施計画の立案業務を2018年に発注し、電通など9社と1つの共同事業体が落札した。その入札前に「落札した企業が原則として本大会までの業務を受注する」との資料を作成。落札した企業はそれぞれ随意契約で本大会の運営も受注した。

 特捜部はテスト大会の約5億4000万円だけでなく、本大会を含めた約400億円の運営業務も元次長や電通の担当者らが談合していたと捜査を進めていた。元次長や電通の担当者は不正を認めている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで