巨人ドラ1浅野2.11紅白戦「出ると思う」原監督明言 早期実戦デビューさせる指揮官の思惑

公開日: 更新日:

 巨人のドラフト1位・浅野翔吾(18=高松商)が宮崎キャンプ中の2月11日の紅白戦で実戦デビューすることが決まった。

 9日は二軍キャンプでシート打撃を行い、育成右腕・谷岡、育成左腕・山本からいずれも空振り三振。さらに育成ドラフト1位右腕・松井には二飛に抑えられ、3タコ2三振に終わった。プロの壁に当たりつつあるドラ1ルーキーだが、原監督はこの日、今キャンプ初となる11日の紅白戦に「出ると思う」と明かした。

【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)

 高卒1年目の宮崎キャンプの実戦でアピールし、一軍切符をゲットした好例がある。2年前、ドラフト5位ルーキーだった秋広だ。あるチーム関係者が言う。

「秋広はキャンプは二軍スタートだったが、最初の紅白戦2試合で7打数5安打と打ちまくって一軍に緊急昇格。そのまま沖縄・那覇での2次キャンプに異例の大抜てきとなった。その後、3月のオープン戦まで一軍で粘った。秋広は王(貞治)さん以来となる高卒ルーキーの開幕スタメンはならなかったけど、浅野の抜てきも“まずは宮崎で紅白戦に出ないことには始まらない”という原監督たっての希望でしょう」

 宮崎では11、12日に紅白戦が行われる。球団方針は「じっくり育成」のだが、浅野も7打数5安打級のインパクトを残せれば、大逆転で沖縄行きの切符を手にできるかもしれない。原監督はそんな活躍を望んでいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾