巨人ドラ1浅野2.11紅白戦「出ると思う」原監督明言 早期実戦デビューさせる指揮官の思惑

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 巨人のドラフト1位・浅野翔吾(18=高松商)が宮崎キャンプ中の2月11日の紅白戦で実戦デビューすることが決まった。

 9日は二軍キャンプでシート打撃を行い、育成右腕・谷岡、育成左腕・山本からいずれも空振り三振。さらに育成ドラフト1位右腕・松井には二飛に抑えられ、3タコ2三振に終わった。プロの壁に当たりつつあるドラ1ルーキーだが、原監督はこの日、今キャンプ初となる11日の紅白戦に「出ると思う」と明かした。

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 高卒1年目の宮崎キャンプの実戦でアピールし、一軍切符をゲットした好例がある。2年前、ドラフト5位ルーキーだった秋広だ。あるチーム関係者が言う。

「秋広はキャンプは二軍スタートだったが、最初の紅白戦2試合で7打数5安打と打ちまくって一軍に緊急昇格。そのまま沖縄・那覇での2次キャンプに異例の大抜てきとなった。その後、3月のオープン戦まで一軍で粘った。秋広は王(貞治)さん以来となる高卒ルーキーの開幕スタメンはならなかったけど、浅野の抜てきも“まずは宮崎で紅白戦に出ないことには始まらない”という原監督たっての希望でしょう」

 宮崎では11、12日に紅白戦が行われる。球団方針は「じっくり育成」のだが、浅野も7打数5安打級のインパクトを残せれば、大逆転で沖縄行きの切符を手にできるかもしれない。原監督はそんな活躍を望んでいる。

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