WBC制覇へ侍J打線「調子上向き」は本当か…強化試合は攻撃時だけ“飛ぶボール”使用

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 ちなみに、ローリングス社のWBC球は大リーグが使用するMLB球と同じ物だ。さる米球界関係者がこう言った。

メジャーリーグでは昨季から『飛ばないボール』が完全導入されて、22年シーズンの平均打率は.243。これは1900年以降で歴代ワースト4位という歴史的低さだった。19年に史上最多の6776本塁打まで膨れ上がった年間総本塁打数は、昨年は5215本と激減。WBC球の方が日本のボールより1センチ近く大きくて7グラム重い。今回のWBCでは、そんな飛ばないボールを使うことになります」

 21年に46本で熾烈な本塁打王争いを繰り広げた大谷も、34本にとどまった昨季のシーズン中に飛ばないボールの感想を聞かれた際、「個人的にも、見ていても感じる。データでもどのくらいのスピードで飛んでいるというのは分かるので、去年より飛ばないという印象はある」と首をひねっていた。

 それでは日本のNPB球はどうかといえば、新型コロナウイルスの影響で120試合と例年より23試合少なかった20年は1288本塁打だったが、21年は1449本、22年は1304本だ。

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