東京ドームの広告の大半が「大谷翔平」 1人で経済効果1750億円、仰天の貢献とブランド戦略

公開日: 更新日:

「オッケー。どんな話を聞きたいんだい?」

 WBC日本ラウンドが行われた東京ドームで、大谷翔平(28=エンゼルス)の代理人であるCAA(クリエーティブ・アーティスト・エージェンシー)のネズ・バレロ氏が日刊ゲンダイの直撃に応じた。

【写真】この記事の関連写真を見る(26枚)

 大谷のエンゼルス移籍初年度からサポートを続けているバレロ氏は、昨年のサイ・ヤング賞投手のアルカンタラ(27)ら大物メジャーリーガーを顧客にもつスーパーエージェント。多忙を極める中、連日、東京ドームへ足を運んだ。

 大谷効果か、球場は大入り満員。テレビ視聴率も10日の韓国戦(TBS系)で同大会史上最高の平均視聴率44.4%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)をマークするなど連日の40%超え。大谷関連グッズは爆発的に売れ、試合前練習のフリー打撃から圧巻の飛距離と打球速度を披露して万雷の拍手を浴びている。二刀流の一挙手一投足にファンもメディアもクギ付けなのだ。

 今大会の侍ジャパンはダルビッシュ(36=パドレス)らタレントが揃っているが、大谷の存在は別格。日本ラウンドは大谷による大谷のための大会だったといってもいい。

■スマホを取り出し…

 その大谷に関して、日刊ゲンダイはバレロ氏にいくつかの質問をした。

「WBCに出るにあたり、エンゼルスとどんな交渉をしたのか?」

「WBCフィーバーを機に、さらなるスポンサー獲得の考えはあるか?」

 こうした問いにバレロ氏は「ノーコメント」としたが、日本中が大谷に熱狂していることについて質問すると、おもむろにスマホを取り出し、翻訳アプリを立ち上げた。自らの声をスマホに吹き込んで、日本語訳を付ける。同行していたマネジャーとともに、うまく収音できなかった単語に修正を加え、スマホの画面を記者に向けた。そこにはこう記されていた。

「チーム日本とWBCでプレーしている彼の状況は素晴らしいと思います。彼の存在と、彼の国である日本を受け入れる機会は非常に特別です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”