立浪中日が開幕5戦1勝4敗の大誤算…ロドリゲスの亡命は序章、強権的手法に暗雲漂う

公開日: 更新日:

 とはいえ、ロドリゲス離脱による戦力ダウンは必至。ライバル球団よりも戦手層が薄いだけに、チーム内では開幕前、「士気を上げるには、開幕ダッシュを決めるしかない」との声が聞かれた。

■スタートダッシュ失敗

 しかし、そんな思惑も水泡に帰しつつある。5日のヤクルト戦、2021年に防御率と奪三振の2冠を獲得した柳が今季初先発したが、初回から制球に苦しんだ。安打と四球で無死満塁のピンチを招くと、村上に押し出し四球を与えてアッサリと先制点を献上するなど、5回4安打5四球、3失点で降板。チームは開幕5試合で1勝4敗と出足からつまずき、ヤクルトに球団新記録となる開幕5連勝を許した。

 立浪監督は3年契約の2年目となる今季、生え抜きの京田をDeNA、阿部を楽天にトレードするなど、その強権的な手法に賛否が飛び交う中でチームづくりを進めたが、早くも暗雲が垂れ込めてきた。このままチームが低迷するようなら、立浪監督が任期を全うできる保証はない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動